MVNOの会社が100社を超えてユーザー獲得にあれこれと戦略を打ち出しているまさに「世はMVNO戦国時代」となっています。ユーザー側としては、100社以上の中からどこと契約するのかを考えるのも正直ひと苦労です。
そんな悩める方のために今回はMVNOの一番のポイントである「格安」をテーマにして、各社を比較しおすすめポイントを紹介していきたいと思います。格安と一言にいっても大手キャリアと比べるとどれも安いぞ!とツッコミを受けそうなので、みんな大好きワンコインでスマホが持てるように、「月額500円以下」の超格安SIMだけを厳選しました!参考にしていただければ嬉しいです。
Contents
500円以下のMVNO比較
MVNO会社 | 月額 | データ容量 | SMS |
---|---|---|---|
LINEモバイル | 500円 | 1GB | +120円 |
DMMモバイル | 440円 480円 | なし 1GB | +150円 |
ロケットモバイル | 298円 | なし | +150円 |
nuroモバイル | 0円 | 500MB未満 | +150円 |
イオンモバイル | 480円 | 1GB | +140円 |
FREETEL | 299円 499円 | 100MB 1GB | +140円 |
100社以上あるMVNOの中でも500円のワンコインでスマホを持てるのはたったこれだけ!実は500円の壁はかなり分厚いです。まぁ、ドコモ・au・ソフトバンクでスマホを持つと安くても7000円以上はかかるので、その約100分の7(7000円の100分の7=490円)のコストでスマホを使えるようになるのはどう考えても安すぎです(笑)
ただし、ワンコインのプランはどれも音声通話の機能はついていないのでご注意ください。電話番号を使った通話ができないという意味で、LINEやSkypeなどの無料通話は問題なく使えます。
なかには、0円でスマホが使えるモンスター級のものもあるので、とにかく毎月の料金を安くしたいという方には必見です。
500円以下のおすすめMVNOはこれ!
ダラダラと各社の説明をしていても見るのはつまらないので、それは後回しにして早速本題に入ります。500円以下のMVNOの中で、最もおすすめしたいものは「LINEモバイル(LINEフリープラン)」と「DMMモバイル(ライトプラン)」です。
高速通信の快適なネット環境ならLINEモバイルが最強
LINEモバイル:LINEフリープラン
LINEモバイル:LINEフリープラン | |
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月額 | 500円 |
データ容量 | 1GB |
通信速度 | 375Mbps |
速度制限時 | 200kbps |
データ容量追加 | 500MB=500円 |
SMS | +120円 |
LINEモバイルの最大の特徴に、話題のSNSアプリが通信制限を気にせず使い放題できるという点です。LINEフリープランは、日本人の90%以上が利用しているトークアプリLINEの基本機能が使い放題(カウントフリー)となっており、いつでも高速通信でサクサク使うことができます。
画像・動画のアップロード・ダウンロードはもちろん無料通話も使い放題。データ容量は毎月1GBですが、LINEのデータ通信量は加算されないので、1GB以上の価値があります。全ユーザーのデータ通信量の約37%がカウントフリーの対象だというLINEモバイルの公式発表から紐解くと、料金はそのままで契約しているデータ容量の約1.4倍のデータ通信を行えるということになります。
ワンコインで高速通信の快適なネット環境を持ちたいのならLINEモバイルが最強です(LINEをよく使うならさらにお得感はアップします)
画像・動画を見ないならDMMモバイルが安い
DMMモバイル:ライトプラン
DMMモバイル:ライトプラン | |
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月額 | 440円 |
データ容量 | なし |
通信速度 | 200kbps |
速度制限時 | なし |
データ容量追加 | 100MB=200円 500MB=600円 1000MB=480円~ |
SMS | +150円 |
DMMモバイルのライトプランは常に低速通信モードとなる代わりにデータ容量がありません!440円とワンコイン(500円)でお釣りも返ってくる低価格です。
LINEモバイルでデータ制限がかかったときの速度と同じ200kpbsの低速しか出ませんが、文字ベースの通信であれば特に遅さを感じることもありません。LINEの無料通話も利用することができますが、時間帯や地域によっては音声が途切れることもあるので、このあたりの評価は△です。
とはいえ、動画視聴や画像の多いページを見ないという方ならストレスなくネットができるので、より安くスマホが持てるDMMモバイルがおすすめです。
他の500円以下のMVNOを見てみる
DMMモバイル:高速データ通信プラン1GB
DMMモバイル:高速データ通信プラン1GB | |
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月額 | 480円 |
データ容量 | 1GB |
通信速度 | 375Mbps |
速度制限時 | 200kbps |
データ容量追加 | 100MB=200円 500MB=600円 1000MB=480円~ |
SMS | +150円 |
おすすめプランではDMMモバイルのライトプランを紹介しましたが、DMMモバイルにはもう一つの500円以下プランがあります。高速データ通信プラン1GBは、基本的にLINEモバイルのLINEフリープランと似たような内容になっています。でも、LINEの使い放題の有無でこちらはおすすめから外させていただきました。
LINEの使い放題がない代わりに、低速通信モードへの切り替え機能とバースト機能があるので、LINEはほとんどしないという方にはLINEモバイルよりDMMモバイルの高速データ通信プランもありです!
ロケットモバイル:神プラン
ロケットモバイル:神プラン | |
---|---|
月額 | 298円 |
データ容量 | なし |
通信速度 | 200kbps |
速度制限時 | なし |
データ容量追加 | なし |
SMS | +150円 |
ロケットモバイルは2016年春にサービスが開始したMVNOで、株式会社エコノミカルという会社が運営しています。内容的には、DMMモバイルのライトプランとほぼ同じ内容で、常に低速通信でデータ制限なく使い放題できます。
料金は298円とかなり安く、正直DMMモバイルの440円と比較すると142円の差です。ペットボトル1本分の節約ができるにもかかわらず、おすすめしない理由は2つあります。1つは運営会社への信頼、もう1つは高速通信が一切できない点です。
株式会社エコノミカルはま2015年12月にできた新しい会社です。通信事業という大きなことをするには資金的にもキャパシティー的にもDMMと比べると大きな差があります。料金的には安いですが、安心感という点ではいまの段階では疑問に感じます。
もう1つの理由である高速通信ができないことにも触れておきますと、DMMモバイルのライトプランも常に低速通信ですが、データ容量を追加購入すれば高速通信ができるようになります。どうしても見たい動画があるときなど緊急時に高速通信が使えるのですが、ロケットモバイルの神プランでは追加購入できないので、この点でもDMMモバイルに軍配が上がります。
nuroモバイル:0sim
nuroモバイル:0sim | |
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月額 | 0円 |
データ容量 | 500MB未満 |
通信速度 | 682Mbps |
速度制限時 | なし |
データ容量追加 | なし |
SMS | +150円 |
格安SIM業界に激震を走らせたnuroモバイル(運営会社:so-net)の「0sim」!データ通信量が500MB未満であれば、名前の通り毎月の料金が0円になる超格安のプランです。その安さゆえ、毎月の加入数は7777人に限定されています。
これこそ最強の格安SIMと思ってしまいますが、毎月のデータ容量に制限がないので使えば使うほど料金が上がってしまいます。500MBを超えると100MBずつ料金が加算されていきます。900~999MBであれば500円となり、LINEモバイルのLINEフリープランと同じになります。LINEモバイルなら1GBを超えると自動的に通信制限がかかって500円以上かかることはありませんが、0simは制限を掛けてくれないので料金が上がり続けます。
スマホを使っていると思わぬところでデータ通信を行っているので、制限が利かない0simは結果的に高くなるので注意が必要です。これまでのデータ通信の使用状況から500MBは超えないという自信がある方は、迷わず0simに乗り換えるのがいいと言いたいところですが、0simの通信速度は激遅で使い物にならないと評判なので、「いい」とは言いたくありません!(笑)
イオンモバイル:データ1GBプラン
イオンモバイル:データ1GBプラン | |
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月額 | 480円 |
データ容量 | 1GB |
通信速度 | 375Mbps |
速度制限時 | 200kbps |
データ容量追加 | 1GB=480円 |
SMS | +140円 |
LINEモバイルとDMMモバイルの1GBプランと同じ内容になっています。イオンの店舗でも契約・相談ができるので、近くにイオン系列のお店があるなら便利です。初期設定に迷った場合にもアドバイスをもらえるので、機械は苦手だけど安くスマホを持ちたいという方にはぴったりです。でも、LINEをよく利用するならLINEモバイルがおすすめ!
FREETEL:使った分だけ安心プラン
FREETEL:使った分だけ安心プラン | |
---|---|
月額 | 299円 |
データ容量 | 100MB |
通信速度 | 375Mbps |
速度制限時 | なし |
データ容量追加 | 0.5GB=500円 |
SMS | +140円 |
格安SIMの老舗フリーテルの使った分だけ安心プランは、nuroモバイルの0simと同じく使用したデータ通信量によって料金が変わってきます。佐々木希の「299(にくきゅー)」CMの通り、299円に収めるには100MBしか利用できないのでなかなかハードルは高いです。500MB未満は0円の0simの方がお得感があるように見えますが、0simの通信速度は使い物にならないぐらい遅いので残念ながら比較対象にはなりません。
LINEの基本機能が使い放題になっているので、普段スマホではLINEしかしないという方や2台目なら299円でもいけそうです。
FREETEL:データ定額1GBプラン
FREETEL:データ定額1GBプラン | |
---|---|
月額 | 499円 |
データ容量 | 1GB |
通信速度 | 375Mbps |
速度制限時 | 200kbps |
データ容量追加 | 0.5GB=500円 |
SMS | +140円 |
もう見慣れてきたかもしれませんが、フリーテルにも1GBの定額プランがあります。LINEの基本機能が使い放題で499円ならLINEモバイルより安いじゃないか!やっぱりLINEモバイルの回し者だ!と言われそうですが、そこもちゃんと理由があります。
フリーテルの通信速度は不安定で、LINEモバイルは安定して速い通信スピードが出ているという差です。せっかくサクサク通信ができるプランなのに、回線が込み合っていてスピードが出ないなんてもったいない!LINEモバイルはランチタイムでも安定しているので、いつでもストレスなくネットができる環境です。
まとめ
MVNO会社 | 月額 | データ容量 | SMS |
---|---|---|---|
LINEモバイル | 500円 | 1GB | +120円 |
DMMモバイル | 440円 480円 | なし 1GB | +150円 |
ロケットモバイル | 298円 | なし | +150円 |
nuroモバイル | 0円 | 500MB未満 | +150円 |
イオンモバイル | 480円 | 1GB | +140円 |
FREETEL | 299円 499円 | 100MB 1GB | +140円 |
500円以下で格安SIMが契約できるMVNOです。100社以上あっても500円以下の超低価格はこれだけしかありません。
その中でも、LINEを使う人で高速通信を快適にしたいならLINEモバイルの500円プランが最強のおすすめプランです。画像や動画は見ないから高速通信が使えなくてもいいという方には、DMMモバイルの440円のライトプランがおすすめです。
大手キャリアなら安くても7000円以上かかるスマホの通信量をここまで安くできるのは格安SIMの醍醐味ですね。ただし、ワンコイン(500円)のプランには音声通話機能はどれもついていないのでご注意ください。(できないのは電話番号を使った通話だけなので、LINEやSkypeの無料通話はできます!)